入梅

梅雨入りしたらしい。天気図には梅雨前線がのびていて梅雨だなあとは思う。東北南部の梅雨入りは例年より5日早いそうだ。近畿地方より東北南部の梅雨入りが早いのは45年ぶりだとか。

梅雨時に気をつけなければならないことは3つある。ひとつはポチリ病、ふたつ目はカビ、3つ目は凹症候群である。

ポチリ病はいうまでもなく通販サイトでついポチッとクリックして散財してしまうこと。星の見えないこの時期は脳内で星空を思い出して悦に入ることが多くなるのだが、脳内プラネタリウムの危険なところは倍率、解像度に制限がないことである。実際の星空ならば使用している望遠鏡以上のものは見えてこない。ところが脳内プラネタリウムの性能は経験した記憶の制限までは到達できるのである。脳内プラネタリウムの映像にはハッブル宇宙望遠鏡の写真集で見た銀河が見えるのである。そこでこれくらいの機材があれば写せるかななどと妄想を膨らませているうちに人差し指が勝手に通販サイトでクリックしてしまうという重い病である。この病気は慢性化すると破産にまっしぐらという危険を孕んでいるので早期発見早期治療以外に対策はないので気をつけたい。

カビはやっかいである。なにも栄養も何もないレンズに生えなくてもよさそうなものだがカビが何故レンズに生えるのかはカビに聞かないとわからない。レンズの表面で繁殖するだけで吹けば飛んでいってくれればまだしも、レンズやミラーに深刻なダメージを与えてくれるので対策をしないと大変なことになってしまう。防湿庫があればいいのだが、あれはカメラやレンズは入るが望遠鏡は入らないのである。望遠鏡は布団圧縮袋に乾燥剤とともに入れておき、時々日光に当てる方法をとる人が多いのではないかな。たくさん望遠鏡を持っている人には頭の痛い季節であることに間違いない。

さて、凹症候群は一番性質が悪い。星の見えないこの時期、宇宙に関する知識欲を満たすべく宇宙関連の本を買い込んで勉強する人も多いだろう。しかし宇宙は広大なのである。広大ゆえに本も膨大な数が出版されている。アレも知りたい、コレも知りたいと本を物色しているうちに気がつくと読んでいない本が机の傍らに積み上げられているという状況を伴う場合が多い。だがこの病の本質は精神に何らかの影響があることである。膨大に積み上げられた本を片っ端から読み漁る行為は、読めば読むほど分けが分からなくなりまた本を購入してしまうという悪循環に陥った挙句「自分は何も分かっていない」と思い込んで精神がボコボコに打ちのめされるのである。この病はまじめに宇宙を勉強しようと思う人、宇宙の全てを知りたいと思う人に多く発症するようだ。特効薬としては本の種類を変えることが推奨されている(本当か?^-^;)。「○○入門」的なこんなこと分かってるよという本を読むか、宇宙の写真集を何も考えずにページをめくって「宇宙ってきれいだなあ」とリラックスすることです。

なにはともあれ梅雨時に星が見えないのはどうしようもないので梅雨明けを待つ間を楽しく過ごす方法を模索していきたい。

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