今は楽しそうな企画が一杯ありますね

面白そうなものがないかなとWebを徘徊していたらサマースクールなんてあるんですね。昔からやっているものもありますが、今はいろいろなところで開催されているのにびっくりしました。ちょっと検索しただけでも出てくる出てくる。

高校生向けのものも充実してきているようです。旅費等の補助が出るものもあるので調べてみるといいかも。高校生のときにこのようなものがあったら飛びついていたのになあと指を咥えてみてました。

今年の夏もまだ受け付けているところがあるようです。志のある方は参加してみると世界が変わるかもしれませんね。

【高校生向け】
もしも君が杜の都で天文学者になったら
https://www.astr.tohoku.ac.jp/MosiTen/gaiyou.html
科学者の卵要請講座
http://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/
美ら星研究体験隊
http://www.miz.nao.ac.jp/content/news/event/20190528-352
Z星研究調査隊
http://www.miz.nao.ac.jp/content/news/event/20190530-353
【大学生向け】
電波天文観測実習
https://www.nro.nao.ac.jp/~nro45mrt/html/misc/45school.html
サマーステューデントプログラム(夏の体験研究)
https://guas-astronomy.jp/ss.html
総研大・国立天文台スプリングスクール
https://guas-astronomy.jp/springs.html
【大学院生向け】
天文・天体物理若手夏の学校
http://www.astro-wakate.org/ss2019/web/index.html

天文台日記

このBlogのタイトルである「天文台日記」は石田五郎さんの著書「天文台日記」から拝借しています。天文台日記をご存知でしょうか。岡山に出来た光景188cmの東洋一の大望遠鏡を擁するの天体物理観測所に勤務していた天文学者の石田五郎さんが日々の天文台の様子を淡々と日記形式で綴る名著です。天文台というところに憧れる者にとって天文台の中の人が中の様子を淡々と語る文章に思わず引き込まれてしまった記憶があります。

1960年に東京大学東京天文台付属施設として開台した岡山天体物理観測所は1988年に国立天文台の観測施設として改組され、2017年に共同利用を終了するまで天文愛好家の聖地として憧れの対象でした。現在も国立天文台の施設として活躍しています。このあたりのことは 岡山天体物理観測所のサイト を見ると書いてあります。このサイトには188cm望遠鏡の ペーパークラフト もあって、それが凄くかっこいいのです。今度作ってみようと思います。

入梅

梅雨入りしたらしい。天気図には梅雨前線がのびていて梅雨だなあとは思う。東北南部の梅雨入りは例年より5日早いそうだ。近畿地方より東北南部の梅雨入りが早いのは45年ぶりだとか。

梅雨時に気をつけなければならないことは3つある。ひとつはポチリ病、ふたつ目はカビ、3つ目は凹症候群である。

ポチリ病はいうまでもなく通販サイトでついポチッとクリックして散財してしまうこと。星の見えないこの時期は脳内で星空を思い出して悦に入ることが多くなるのだが、脳内プラネタリウムの危険なところは倍率、解像度に制限がないことである。実際の星空ならば使用している望遠鏡以上のものは見えてこない。ところが脳内プラネタリウムの性能は経験した記憶の制限までは到達できるのである。脳内プラネタリウムの映像にはハッブル宇宙望遠鏡の写真集で見た銀河が見えるのである。そこでこれくらいの機材があれば写せるかななどと妄想を膨らませているうちに人差し指が勝手に通販サイトでクリックしてしまうという重い病である。この病気は慢性化すると破産にまっしぐらという危険を孕んでいるので早期発見早期治療以外に対策はないので気をつけたい。

カビはやっかいである。なにも栄養も何もないレンズに生えなくてもよさそうなものだがカビが何故レンズに生えるのかはカビに聞かないとわからない。レンズの表面で繁殖するだけで吹けば飛んでいってくれればまだしも、レンズやミラーに深刻なダメージを与えてくれるので対策をしないと大変なことになってしまう。防湿庫があればいいのだが、あれはカメラやレンズは入るが望遠鏡は入らないのである。望遠鏡は布団圧縮袋に乾燥剤とともに入れておき、時々日光に当てる方法をとる人が多いのではないかな。たくさん望遠鏡を持っている人には頭の痛い季節であることに間違いない。

さて、凹症候群は一番性質が悪い。星の見えないこの時期、宇宙に関する知識欲を満たすべく宇宙関連の本を買い込んで勉強する人も多いだろう。しかし宇宙は広大なのである。広大ゆえに本も膨大な数が出版されている。アレも知りたい、コレも知りたいと本を物色しているうちに気がつくと読んでいない本が机の傍らに積み上げられているという状況を伴う場合が多い。だがこの病の本質は精神に何らかの影響があることである。膨大に積み上げられた本を片っ端から読み漁る行為は、読めば読むほど分けが分からなくなりまた本を購入してしまうという悪循環に陥った挙句「自分は何も分かっていない」と思い込んで精神がボコボコに打ちのめされるのである。この病はまじめに宇宙を勉強しようと思う人、宇宙の全てを知りたいと思う人に多く発症するようだ。特効薬としては本の種類を変えることが推奨されている(本当か?^-^;)。「○○入門」的なこんなこと分かってるよという本を読むか、宇宙の写真集を何も考えずにページをめくって「宇宙ってきれいだなあ」とリラックスすることです。

なにはともあれ梅雨時に星が見えないのはどうしようもないので梅雨明けを待つ間を楽しく過ごす方法を模索していきたい。

満天の星…空

満天というのは「 空に満ちていること 」という意味なので降るような星空のことは「満天の星」という。満天の星空という表現があちこち散見されるけれど、それだと空にたくさん星空が満ちていることになってしまうのかな。星空はひとつなのにそれではマルチバースならぬマルチスカイだね。

言葉は動いていくものだからだんだん変わっていくのは仕方ない。だがその過程の中にいると違和感を持つ人がいるのも事実だろうと思う。「全く・・・ない」と全くという言葉は否定形を伴うと教育された世代は現代の「全く+肯定形」に違和感を覚えていたのだが最近は押し切られた格好である。

満天にたくさんの「星空」が輝く日も遠くないのかもしれない。